業務用エアコン天井吊り形の特徴を知る

オフィスや工場、店舗などで使われている業務用エアコンの1つに、天井吊り形と呼ばれるものがあります。家庭用のエアコンとは違い、風量も強く、広い範囲を短い時間で心地の良い温度に整えることができる駆除能力が最大の特徴と言えるでしょう。業務用の中では動作音が比較的小さく、天井の中に埋め込むことができない場所でも、吊り形なら露出して設置することが可能であり、風が遠くまで届くことから、学校や会議室等のような広い場所で広く使われています。業務用エアコン天井吊り形には家庭用とは異なる違いがいくつかあります。

その1つが風量の違いであり、家庭用の冷暖房能力は、約0.5から3馬力程度とされています。しかし業務用となると1.5から12馬力と非常に能力が高いのが特徴です。一般的な事務所の場合には、17から30平方メートルの部屋で冷房を使用するとなった場合には、1点馬力相当が必要で、49から107平方メートルの部屋では、4馬力相当が必要です。しかし熱を持つ機器を使ったり、人の出入りが多いなどどのような環境下で使うのかによって、室温を快適に保つためには、さらにつよい馬力である必要があります。

そして電圧にも大きな違いがあると言えるでしょう。家庭用の場合には100ボルト、200ボルトの単相交流を使用することになりますが、業務用は200ボルトの三相交流を使用します。大量に電力を使用することから、三相交流を選択したほうがお得なのです。